夏になると、水遊びをする機会も増えますね。
子供をプールや海に連れていくと、
耳に水が入ってしまうことがありますよね。
すぐに、水が耳から抜けてしまえばいいのですが、
なかなか耳の不快感が治まらないのは、困りもの。
ましてや、次の日まで耳に水が入ったまま!
なんてことになったら、心配になりますよね。
子供の機嫌もグダグダになる前に、
まずは試していただきたいことがあります。
耳に入った水を抜く方法を、紹介しますね!
耳の中の水を抜く方法
なかなか耳の中の水が抜けずに、困ってしまった!
どうしよう!・・・だんだん不安になってきます。
親の不安は、すぐに子供に伝わってしまいますよ。
そんな時に、一策手を打ちましょう♪
- 大口作戦!!
水の入った耳を下にし、口を大きく開けて、
アゴをよく動かすようにしてみましょう。アゴの動きに連動して、耳の中の外耳も
湾曲させてみると、水が抜けることが。 - 引っ張り作戦!!
同じ原理ですが、耳の側面の真ん中辺りを、
斜め後方に引っ張ったまま、頭をゆっくり
耳が下向きになるよう、傾けてみましょう。ただ、頭を傾けて手でトントン、とするより、
効果的で、解消の確率が高いですよ♪ - ゴロゴロ作戦!!
仰向けに寝転がった状態で、しばらくの間
リラックスします。落ち着いたら、水が入っている耳を、
ゆっくり下側になるよう体ごと転がります。自然に、耳から水が出てくることが、
ありますよ。 - こより作戦!!
ティッシュペーパーを、細くねじって、
こよりを作ります。水の入った耳の中に、こよりを入れて、
水を吸わせます。すーっと、水が抜けていく感覚がしますよ。
しかし、この方法全部をやってみたけど、
まるで水が出てこない!
この耳の中の水、このまま放っておいたら、
中耳炎になる、って聞いたことがあるのですが、
・・・本当なの?
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耳の構造と子供の中耳炎の関係
耳の内部は、大きく分けて、
外耳・中耳・内耳に、分けられます。
- 耳の穴から鼓膜までを、外耳。
- 鼓膜から鼻につながる管を、中耳。
- 更に奥にある聴覚神経につながる部分を、
内耳、と言います。
耳に水が入る、と言われる場所は、鼓膜までの
外耳の部分になります。
耳の穴から侵入した水は、鼓膜でブロックされ、
中耳の方には、行かないようになっています。
そして、中耳炎とは、鼓膜の向こう側の、
中耳の部分の炎症による病気です。
子供の耳の内部は、鼻からつながる耳管の角度が、
大人に比べてゆるくなっています。
ですから、鼻から侵入してきたウイルスなどが、
中耳の奥の方へ、入ってきやすいのです。
つまり、中耳炎とは、鼓膜の内側の炎症です。
耳に水が入って外耳側から鼓膜を通り越して、
中耳側に流れることは、ありません。
なので、耳に水が入ったから、といって、
中耳炎になることは、ほとんどありませんよ。
しかし、中耳炎の経験者は、要注意です。
耳に水が入ってから半日経っても、あるいは、
翌朝になっても、水が抜けない場合は、
耳鼻科で受診しましょうね。
鼓膜に傷がある場合は、中耳に水が、
侵入する可能性がありますよ。
子供の耳に水が入っても、よっぽどでないかぎり、
中耳炎になる確率は低いですが、いつまでも不快ですよね。
誰もが経験していることだからこそ、
親としても、何とかしてあげたいですね。
よくあることだから、いざというときに、
水を抜く方法、知っておきましょうね♪