私の小学生の甥っ子が、
英語塾に通っています。
今は、楽しく通っていて
親としては、今後、
海外留学をさせたいそうです。
その時期は、感受性が豊かで
留学したことが、大きな経験となり
後の人生にも影響を及ぼせる、
高校生ぐらいを、考えているそうです。
まだ、先のことではあるけど
情報だけでも知っておきたい、というので
同じ小学生の子どもがいる私も、
世の中の英語熱に、影響を受けざるをえず(苦笑)
いろいろ費用が、かさみそうですが
高校生の留学に、奨学金制度があるか
調べてみました。
奨学金制度は?
少し前までは、高校留学に対する
奨学金制度は、少なかったようですが、
今年の2015年から、文部科学省が
「トビタテ!留学JAPAN」の中で
高校生留学の支援が、スタートしました。
官民協働のもとで、留学促進キャンペーンを打ち、
日本と世界で、活躍できる人材を育てようと
しているのですね。
資金は民間企業からの支援、寄付から出るようです。
この支援内容は、
- 奨学金…7~42万円。渡航先や期間により異なる。
- 事前・事後研修参加費…国内旅費の一部。
在籍校の所在地により異なる。1都3県は対象外。 - 渡航費…アジア地域10万円、その他20万円
- 授業料…上限30万円
- 募集人数…300名
と、なっています。
もちろん、面接などの選抜はあります。
留学先の受け入れ機関の手配などは、
学校側や、生徒が行うようです。
留学期間は、14日以上~3か月未満が対象とのこと。
短期留学に絞っているのですね。
詳細は…
http://www.tobitate.mext.go.jp/hs/index.html
実はこのほかにも、
「高校生の留学等を通じたグローバル人材
育成のための取組」が、国費で行なわれています。
留学支援金の名目で、
●長期(1年間)30万円×300人
学校や団体による海外派遣プログラムに参加、
または個人留学対象。
●短期(2週間以上1年未満)10万円×1300人
学校単位での応募。
と、募集人数も多いです。
詳細は…文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/
ryugaku/koukousei/1323960.htm
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留学費用はどのくらい?
高校生の留学を支援する団体、会社は、
多数あるのですが、団体に絞って
ピックアップしてみました。
- 一般社団法人WYS教育交流日本協会
http://www.wys.gr.jp/ - 公益財団法人AFS日本協会
http://www.afs.or.jp/
一律20万円のプログラム参加費支援あり。 - 公益財団法人YFU国際交流
http://www.yfu.or.jp/index.cgi - 米国非営利教育法人アユサインターナショナル
http://www.ayusajapan.org/
アユサ奨学金あり。
留学先をアメリカにした場合、
これらの団体の留学費用は
おおよそ、
短期(2週間)プログラム費用…40万円前後
(4週間)プログラム費用…80万円前後
長期(1学年間/10か月)プログラム費用…150万円~
※プログラム費用…授業料や研修費、寮・ホームステイ
このほかに、パスポート取得費用、
現地までの航空運賃や、現地の見学旅行費用(任意)、
お小遣いや、外出時の食事代は、別途かかります。
団体が主催する留学は、選抜試験に合格すると
上記の費用で参加できます。
これに「トビタテ!留学JAPAN」の選抜に受かれば、
負担が減りそうですが、ざっと試算してみますね。
例として、アメリカに短期留学(4週間)として
「トビタテ!留学JAPAN」の支援を受けた場合。
奨学金14万+授業料10万=24万
とすると、
プログラム費用80万-支援24万=56万
※奨学金と授業料は、
単純に90日で割り、30日かけたもの。
あくまでも目安として考えてください。
56万円が自己負担になりそうです。
思ったより、大きい金額ですね。
都道府県ではなく、市単位で留学支援している
ところもあるので、住んでいる地域でも
調べておくといいです。
なお、すべて私費留学にすると、
プログラム費用は短期の場合、
20万程度~アップ、
長期になると、倍近い金額になるので、
親の負担も大きいです。
さいごに
留学は英語など、言語を学ぶだけでなく、
文化の違いを理解し、交流していく経験から
人間的にも成長すると言われています。
実際に、2週間程度の留学でも、
授業や現地の高校生と交流した結果、
リスニング力がアップした、と実感するようです。
将来の目標が明確になり、
帰国後の勉強にも、真剣になったなど
得るところも多いとのこと。
さきほどの、甥っ子の親は、
市の姉妹都市の交流事業の中で、
2週間の短期留学の、高校生選抜試験に合格し
アメリカに行った経験があります。
実際に負担した費用は、10万円ほどでした。
その後の進路は、大学進学後、
航空会社の客室乗務員、
外資系企業の部長秘書を勤務し、
今は主婦に、おさまっています(^^;
費用を伝えたら、
奨学金も、全額出るわけではないとわかり
今から資金を貯めるわ~、と苦笑いしていました。